- 転職サイトの登録は入力項目が多過ぎて大変
- どう書けばいいのか迷ってしまい手が止まる
- 自分の情報がどこまで公開されるのか不安
仕事に疲れて早く休みたいところ、力を振り絞って転職サイトに登録中・・・。
でも、どう入力したらいいかわからずお困りではありませんか?
とはいえ「とりあえず適当に埋めておく」のはおすすめしません。なぜなら転職サイトに登録する内容は、いわばあなたの「スペック」だからです。
この記事では、あなたのスペックを最高に魅せる登録ノウハウを一つ一つ丁寧にかつ具体的に解説します。
参考にしながら入力していけば、きっと転職に成功する登録ができることでしょう。
内容 | 今すぐ解説へ |
勤務先にバレない設定方法を知りたい | 解説 |
エージェントやオファー/スカウトの違いを知りたい | 解説 |
事前準備をしっかりして確実に進めたい | 解説 |
具体的な入力方法を知りたい | 解説 |
履歴書・職務経歴書のアップロード時のマナーを知りたい | 解説 |
ネット登録をスムーズに進めるコツを知りたい | 解説 |
(パソコン初心者の方へ) ネット登録の基礎知識を知りたい | 解説 |
本サイトで解説している転職サイト一覧はこちら
勤務先にバレない非公開設定の仕方
転職サイトに登録する際、最も気になるのは勤務先にバレないかということでしょう。その点、転職サイトには、特定の会社から閲覧できないようにする「非公開設定」があります。
勤務先にバレない非公開設定とは
勤務先を入力する欄があり、これが「非公開設定」にあたります。「企業ブロック」という場合もあります。
勤務先の非公開設定とは
- 「勤務先」の欄に会社名を入力することで、その会社からはあなたの情報が閲覧できなくなる
- 複数の会社を設定できる
転職サイト登録の際は、必ず設定しましょう。
非公開設定の注意点
非公開設定の入力を誤ると効果が無くなるので注意が必要です。
非公開設定で注意すること
- 会社名を正確に入れ『株式会社』を略さない
- 親会社やグループ会社も設定する
- 転職経験があるならすべて設定する
会社名を正確に|株式会社を略さない
会社名を正確に入力します。「株式会社」も略してはいけません。
通称で呼ばれている場合でも、正式名称を入力します。自分の名刺を見れば間違いありません。
外資系企業の場合、アルファベットは必ず半角で入力します。欧米には「全角」の概念がないからです。
大文字と小文字の区別も重要です。「Microsoft」や「Google」のように先頭は大文字になります。アマゾンもロゴは「amazon」ですが、正式名称は「Amazon」です。
ただし、「IBM」や「NIKE」のようにすべて大文字の表記もあるので注意しましょう。
企業名を間違えてはいけないので、ホームページなどで必ず確認してください。
親会社やグループ会社も設定する
お勤めの会社が子会社であれば、親会社も非公開先に設定しましょう。グループ会社も同じです。採用情報はグループ内で共有されている場合が多いからです。
グループ企業がわからない場合、企業のホームページで調べられます。転職サイトによっては、グループ企業を一括で非公開に設定できるところもあるので、漏れなく設定しましょう。
転職経験があるならすべて登録する
転職経験があるなら、さかのぼってすべて登録しましょう。
昔の勤務先に知られて「アイツまた転職するのか」と思われてもイヤなものです。
転職サイト・エージェント・オファー/スカウトの違い
「転職サイト」「転職エージェント」「オファー/スカウト」の違いを知っておかないと、転職活動でつまずく恐れがあります。違いを端的に説明すると次のとおりです。
- 転職サイトとは
- ・広い意味では、転職を総合的に手助けしてくれるサイト
・詳しく分類すると、求人情報を検索できるサイト - 転職エージェントとは
- ・転職アドバイザー(代理人/仲介者)が転職の手助けをしてくれるサービス
※このアドバイザーのことを転職エージェントという - オファー/スカウトとは
- ・企業側から直接声をかけてくること
※転職サイトによって「オファー」「スカウト」のどちらも使われるが、同じ意味と考えて差し支えない
それぞれ解説します。
転職サイト|求人情報を検索できる媒体
転職サイトは、広い意味では転職を手助けしてくれるサイト全般をさします。詳しく分類すると求人情報を検索できるサイトです。
転職サイトは自力で求人情報を探すのが基本。マイペースで転職活動したい方におすすめです。すぐに転職するつもりでなくても、「業界の動向が知りたい」「情報収集をしたい」などの理由で登録するのもOKです。
「メール受取OK」の設定をしておけば、プロフィールに沿った求人をメールで案内してくれます。希望項目を詳細に設定することで、より条件にマッチした求人情報が入手可能です。
今の自分ならどのくらいの年収で転職できるかを知りたい方にもおすすめです。
まず複数のサイトに登録してリサーチ&現状分析から始めましょう。
転職エージェント|アドバイザーがサポートしてくれるサービス
転職エージェントは、転職アドバイザーが転職の手助けをしてくれるサービスです。
転職エージェントに登録すると、エージェントと面談するところから始まります。転職業界に熟知したエージェントから様々なアドバイスをもらいながら転職活動を進められます。
短期集中で積極的に転職したい方におすすめです。履歴書や職務経歴書の書き方、面接の受け方なども指導してくれることもあります。
転職できる可能性が一番高いのが転職エージェントです。
検索しても出てこない「極秘」の求人情報を教えてもらえることもあります。
「提携」エージェントへの非公開設定について
大手の転職エージェントは、全国各地の転職エージェントと提携している場合があります。これを「提携エージェント」あるいは「パートナーエージェント」「グループエージェント」といいます。エージェント間で情報が共有されるので、よりたくさんの転職サポートをしてもらえるのがメリットです。
その反面、登録していない先にまで自分の情報が伝わるので、不安に感じる方もおられるでしょう。その場合は、提携エージェントへの公開を制限する設定をしておきましょう。
オファー/スカウト|企業側から直接声をかけてくるオプション
オファー/スカウトとは、企業の採用担当から直接声がかかるオプションです。転職サイトによって「オファー」「スカウト」のどちらかが使われますが、企業側から声がかかるという意味では同じです。区別しなくても差し支えないでしょう。
転職サイトに登録する際に「オファー/スカウトOK」のオプションを設定しておくだけで、あなたに興味をもった企業から声がかかります。あなたを理解した上で声をかけてくるわけですから、書類選考の通過率は高くなります。
自分の経歴やスキルによっては、思ってもみなかった企業から声がかかることもあります。
オファー/スカウトで公開される情報
オファー/スカウトで公開/非公開にされる情報は、概ね次のとおりです。
オファー/スカウトで公開される情報
- 最終学歴
- 業務経験
- 保有資格、英語力
- 勤務状況、転職回数
- 希望条件(業種、職種、勤務地、年収、転職時期)
- 自己PR
オファー/スカウトでも公開されない情報
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 勤務先
- その他個人を特定できる情報
どの程度の情報が公開されるかは、転職サイトによって異なります。
転職サイト・エージェント・オファー/スカウトの使い分け方
どのように使い分けるかは、次の観点から検討してください。特に「×」が無いか確認して使い分けましょう。
あなたのスタイル/要望 | 転職サイト | エージェント | オファー/ スカウト |
情報収集やリサーチが主目的 転職に積極的ではない | |||
マイペースで進めたい 転職時期は未定 | |||
早く確実に転職を進めたい アドバイス/サポートが欲しい | |||
非公開情報が欲しい | |||
採用側から声をかけて欲しい |
入力必須項目を事前に整理する
転職サイトに登録する前に、入力必須項目を事前に整理しておきましょう。調べながら入力したり迷いだしたりすると、まったく進まなくなるからです。
具体的に整理しておきたい項目
事前に整理しておきたい項目は次のとおりです。
事前に整理しておきたい項目
- メールアドレス
- パスワード
- 学歴、卒業年月
- 職務経歴、実績
- 資格/免許
- 非公開にしたい企業
- 転職希望条件
- スキル、強み
入力必須項目を事前に整理するメリット
入力必須項目を事前に整理することに、次のメリットがあります。
入力必須項目を事前に整理するメリット
- 入力漏れを防げる
- 職務経歴を矛盾なく入力できる
- 登録にかかる時間が格段に速くなる
- 自己PRの自由入力欄に使える
- 履歴書や職務経歴書の作成に使える
- 非公開先を確実に設定できる
- 複数サイトの登録に便利
それぞれ解説します。
入力漏れを防げる
事前に整理しておく一番のメリットは、入力漏れを防げることです。
特に保有資格などはほとんどのサイトで専用入力項目がありません。自分で覚えておかない限り自己PR欄での入力を忘れてしまいます。
せっかくのアピール事項ですから、漏れなく入力するためにも事前に整理しておきましょう。
職務経歴を矛盾なく入力できる
職務経歴を矛盾なく入力できます。記憶だけでは部署名と開始終了年月を正確に思い出すのは困難でしょう。
例えば経験年数をざっくり3年といいながら、登録内容から計算すると全然足りないといったことになりかねません。事前に時系列で整理しておくと、矛盾なく入力できます。
登録にかかる時間が格段に速くなる
事前に整理しておくと登録にかかる時間が格段に速くなります。
転職サイトの登録は思っているより時間がかかります。非常に多くの項目があるため、一つ一つその場で思い出しながら入力していくとかなりの時間を要します。しかも重要事項ばかりなので、気が抜けません。
安心・確実、かつスムーズに登録するためにも、事前に整理しておくことをおすすめします。
自己PRの自由入力欄に使える
転職サイトの登録画面には自己PRを入力できる自由入力欄があります。定型入力項目では伝えられなかったことも、ここで入力可能です。
事前に整理しているので、既に入力済みの内容を除いた残りすべてを入力すればいいわけです。自由入力欄なのでそのまま貼り付けもできます。
事前に整理しているからこそ漏れなく自己PRできるのです。
履歴書や職務経歴書の作成に使える
履歴書や職務経歴書を作成する際にも、事前に整理した内容を参考にできます。
転職サイトの登録内容と履歴書や職務経歴書との間に一貫性が保てます。
非公開先を確実に指定できる
非公開先も確実に指定できます。会社名も正確に書き出しておきましょう。親会社やグループ会社など、複数設定したい場合も漏れなく整理しておけば安心です。
非公開先は絶対に忘れてはいけないので、事前に準備しておきましょう。
複数の転職サイトの登録に便利
複数の転職サイトに登録するにも便利です。整理した内容を見ながら入力するので、サイト間の登録内容のバラツキが減らせます。
2件目や3件目の登録時により良い自己PRが思いついたら、整理した内容にブラッシュアップしましょう。それを見ながら登録済みのサイトを書き直せば、さらに良い内容に更新できます。
個人情報入力時の注意点
ここでは転職サイトに個人情報を入力する際の注意点を解説します。項目は次のとおりです。
- 住所
- 名前
- 性別
- 生年月日
- 電話番号
- メールアドレス
- 学歴
- 英語力
住所|番地・マンション名まで正確に
1丁目1番1号まで正しく入力|マンション名も省略しない
住所は正確に入力しましょう。番地以降も「-」(ハイフン)を使わず、1丁目1番1号まで入力してください。
マンション名も省略せずに入力します。紙の書類だと長いマンション名は書ききれないかもしれません。しかしネット登録なら文字数は気にしなくて大丈夫です。
〇号館〇号室まですべて正確に入力してください。数字は指定が無い限り半角で統一しましょう。
正確な住所を知る方法
正確な住所を知るには、下記を見れば間違いありません。
正確な住所がわかるもの
- マイナンバーカード
- 役所からの郵便物や書類
- 住民票
運転免許証は必ずしも正確ではありません。番地に「-」(ハイフン)を使って短縮しているからです。
宅配や郵便物などの宛先も、多少違っていても届けてくれるので、参考にしない方が良いでしょう。
引っ越す予定がある場合は状況に応じて更新する
引っ越す予定がある場合は、まず現状を入力しましょう。ネット登録ならリアルタイムで更新できるからです。もし特記事項があれば、自己PRの自由入力欄に追記しておきます。
郵便番号に「-」(ハイフン)は不要
郵便番号には「-」(ハイフン)は不要です。
通販サイトであれば入力内容がそのまま宛先として印刷されるので、郵送番号の「-」も意味がありました。しかし、転職サイトの登録では郵送する場面がないので気にしないでいいでしょう。
登録時に郵便番号の数字7桁を入れるだけで市区町村まで自動入力してくれます。「-」はむしろない方がよくなりました。
名前|難読漢字は「e-Gov電子申請」を参考に
難読漢字は「e-Gov電子申請」を参考に
名前に難読漢字が含まれる場合、入力可能かの判断は「e-Gov電子申請」を参考にしてください。
- e-Gov電子申請とは
- e-Gov電子申請とは、行政手続きの申請や届出がインターネットできるシステムです。厚生労働省や国土交通省などの主な省庁でも利用されています。
≫ e-Gov電子申請HP
難読漢字は転職サイトの登録画面に入力できたとしても、企業側に正しく表示されるとは限らないからです。
「e-Gov電子申請」で使える文字であれば、各種社会保険の申請にも使えるので問題ありません。
気になる文字は、下記のページで検索をかけて調べてください。
≫ 難読漢字が名前に含まれているならe-Gov電子申請で判断|使える文字&避けたい文字一覧
苗字と名前の間は空白(スペース)をあける
入力欄が苗字と名前で分かれていない場合は、苗字と名前の間に空白(スペース)を入れます。
山田太郎さんなら、誰もが山田(やまだ)太郎(たろう)と読んでくれるでしょう。
ではもし杉良太郎さんが、杉良(すぎよし)太郎(たろう)さんだったらどうでしょう。やっぱり苗字と名前の間には空白が必要ですよね。
性別|選択しなくてもいい転職サイトが増えてきている
性別については、選択しなくてもいいサイトが増えてきています。
2021年4月16日付で厚生労働省より、新たな履歴書の様式例が発表され、性別の記載が任意となりました。
≫ 新たな履歴書の様式例の作成について|厚生労働省HP
≫ 厚生労働省が作成した履歴書様式例[PDF形式:113KB]
転職サイトの登録においても、今後ますます性別を問わないフォーマットが増えていくものと考えれます。
生年月日|西暦が主流
生年月日は西暦かが主流になってきています。ほとんどのサイトはリストから選ぶようになっているので、西暦か和暦か迷うことはないでしょう。
念のため和暦しか覚えていない方は、西暦を下記の早見表で確認ください。
≫ 和暦=西暦 早見表
電話番号|個人用の携帯番号にする
連絡先は個人用の携帯電話がおすすめな理由
転職サイトに登録する電話番号は、個人用の携帯電話がおすすめです。
個人用の携帯電話がおすすめな理由
- 緊急時にすぐに連絡がつく
- 電話に出られなくてもSMS(ショートメッセージ)で伝言ができる
- 仕事や家庭との区別ができる
転職活動ではタイミングが重要な場合が多くあります。すぐに連絡がつく携帯電話が安心です。
電話に出られない状況でも、SMS(ショートメッセージ)でやりとりできます。
家族に心配をかけまいと、内緒で転職活動をされている方もおられると思います。その点でも個人の携帯電話がおすすめです。
会社貸与の携帯電話はNG
会社から貸与されている携帯電話を転職サイトに登録するのはNGです。
会社貸与の携帯電話がNGな理由
- 通話記録が会社に知られてしまう
- 貸与品の業務外使用は処罰の対象となる
- 会社へ返却する際、履歴データの完全消去が難しい
- 退職後に転職サイト側の登録を消し忘れるとトラブルになる
会社貸与の携帯で転職活動をすると、会社にバレるリスクが非常に高まります。貸与品の目的外使用で処罰の対象になるかもしれません。
退職時に会社へ返却する際、履歴データを完全に消去できるかわかりません。さらに複数のサイトに電話番号を登録していた場合、転職が決まったサイト以外の登録を消し忘れることも考えられます。引き続き求人情報の電話やメールが届くかもしれません。
たくさんの人に迷惑がかかるので、会社貸与携帯の登録はやめておきましょう。
入力後は声を出して復唱する
電話番号の入力後は声を出して復唱しましょう。
転職サイトのほとんどは、電話番号に「-」(ハイフン)は不要です。もし電話番号を3桁+4桁+4桁の区切りで覚えている場合、「-」無しで連続11桁を入力するとミスを起こしやすいです。
困ったことに電話番号の入力ミスは、電話をかける場面になるまで気付きません。
緊急事態になってから慌てないためにも、入力時に声を出して復唱してチェックしましょう。
メールアドレス|転職活動用に新規で作る
転職活動専用のメールアドレスを新規で作るべき理由
メールアドレスは、転職活動専用に新規で作ることをおすすめします。
転職活動専用のメールアドレスを新規で作るべき理由
- 仕事、プライベートと切り離して管理できる
- 通販広告やスパムメールに紛れて重要なメールを見落とすリスクが減らせる
- 新規で作るので転職活動にふさわしいアドレスにできる
転職活動においてメールは非常に重要な役割を果たします。専用のメールアドレスを作って集中管理する方が、安全かつ確実です。
転職活動にふさわしいメールアドレスとは
転職活動にふさわしいメールアドレスは下記を参考にしてください。
転職活動にふさわしいメールアドレスの条件
- シンプルにする
- 名前を入れる
- 奇抜な文言は避ける
- 見間違いしやすい文字を接近させない
- 履歴書に手書きすることを想定する
メールアドレスは本来自由に設定可能です。だからこそセンスが問われます。社会人としてマナーのあるアドレスにしましょう。
見間違いしやすい文字は接近させないことです。履歴書に手書きする際に間違いが起こりかねません。
例として次の文字があります。なおメールアドレスに英字はすべて小文字です。大文字は使いません。
数字の0と英字のオー | 0 | o |
数字の1と英字のエル | 1 | l |
数字の2と英字のゼット | 2 | z |
数字の9と英字のジー | 9 | g |
ハイフンとアンダーバー | – | _ |
他にも記号を連続して使うのはやめましょう。記号本来の使い方ではないため、間違っていると判断されてしまいます。特にアンダーバーは2つ並べるとつながってしまい、1文字に見えてしまいます。
アンダーバーを2つ並べる (つながって1文字にしか見えない) | __ |
ハイフンを2つ並べる (つながって1文字にしか見えない) | — |
ピリオドを連続させる (別の記号と勘違いされる) | … |
会社のメールアドレスは絶対NG
会社のメールアドレスは絶対登録してはいけません。
会社のアドレスが絶対NGな理由
- 社内の情報システム部門で見ることができる
- セキュリティの高い会社なら問題のあるキーワードを常時チェックしている
- 会社が休みで携帯も手元に無い場合、緊急の連絡を見落としてしまう
セキュリティの高い会社ならメールを常時チェックしています。「転職」「退職」「辞職」などの問題のあるキーワードは自動検出されるかもしれません。履歴もすべてサーバーに残るので注意してください。
携帯電話会社のキャリアメールもNG
携帯電話会社のキャリアメールも避けましょう。キャリアメールがNGな理由は次のとおりです。
携帯電話会社のキャリアメールがNGな理由
- 企業からのメールが届かないことがある
- メールに記載のURLをクリックして次に進むので携帯で入力作業をすることになる
- 添付ファイルを開けないことがある
- 携帯を他社へ乗り換えた場合、アドレスも変更になる
- その場合メールの履歴も無くなってしまう
- キャリアメールとは
- 携帯電話会社のキャリアメールとは、ドコモやauなどを契約した際にもらえるメールアドレスのこと。
(例)
***@docomo.ne.jp
***@ezweb.ne.jp
***@i.softbank.jp
キヤリアメールは携帯で使うことを想定しているので、転職活動には不向きです。
転職サイトでは登録時にメールを受信して本人確認します。携帯で受信してしまうと、URLをクリックした後も携帯で登録作業を続行することになってしまいます。
特に他社へ乗り換えてしまうと、アドレスが変更になるだけでなく、過去の履歴も無くなってしまいます。大切な情報がすべて消えてしまう恐れもあるので、キャリアメールは使わないでおきましょう。
無料で作るならGmailアドレスがおすすめ
転職サイトの登録用にメールアドレスを無料で作りたいなら、Gmailがおすすめです。既にお持ちの方でも、複数のアドレスを持つことができます。
詳しくは下記の解説記事を参考にしてください。
≫ Gmailアドレスの作り方|1人で複数アドレス作成もOK~転職活動にふさわしいアドレスとは
学歴|専攻・卒業年次まで詳しく
学歴の入力時のポイント
- 学部・学科・コース・専攻まで正確に
- 卒業年次は事前に確認
- ウソを書いたら内定取り消し・解雇
- 学校名が変わったら括弧書きで追記するか自己PRの自由入力欄に入力
学部・学科・コース・専攻まで正確に
学歴は採用担当者の注目度が高い項目の1つです。大学名、学部名だけでなく学科や専攻まで正確に入力しましょう。
もし選択肢に無い特殊な専攻だったり、特筆すべき内容だったりする場合は、自己PRの自由入力欄でアピールしましょう。
卒業年次は事前に確認
卒業年次は事前に確認しておきます。ここを間違うと職歴に大きく影響するからです。
西暦か和暦かは、入力欄の指示に従いましょう。ほとんどのサイトがリストから選ぶようになっているので迷うことはありません。
ただ、和暦しか知らない方は、念のため下記で西暦も調べておきましょう。
≫ 和暦=西暦 早見表
ウソを書いたら内定取り消し・解雇
学歴でウソをついたら内定取り消し・解雇になる恐れがあります。
コンプライアンスの厳しい会社ほど厳密に調査します。大学の卒業名簿で調べたり、卒業証書の提出を求められたりします。
学歴詐称でペナルティを受けたら、次の転職も難しくなるかもしれません。厳に慎みましょう。
学校名が変わっていても卒業時の名称を入力
卒業後に学校名称が変わった場合、卒業時の名称を入力しましょう。卒業証書と一致させておく方が良いからです。
新名称は括弧書きで追記するか自己PRの自由入力欄で補足しておきましょう。
英語力|TOEIC・TOEFLだけでなく海外赴任経験もアピール
英語力の入力のポイント
- 「TOEIC」「TOEFL」の入力欄があるサイトもある
- 海外赴任経験も積極的にアピール
- 入力欄が無い場合は自己PRの自由入力欄でアピール
英語力は外資系なら必須です。日本企業でもグローバルな展開をしているなら英語力の評価は高いです。
転職サイトによっては「TOEIC」「TOEFL」の点数を入力する欄があります。何度か受けているなら最高得点を入力しましょう。入力欄が無ければ自己PRの自由入力欄に入力しておきましょう。
受験していなくとも、海外赴任経験があるなら実践力があると認められます。あわせて自己PRの自由入力欄に入力しておきましょう。きっと採用担当者の目にとまるはずです。
職務状況の入力の注意点
ここでは職務状況を入力する際の注意点を解説します。注意が必要な項目は次のとおりです。
- 勤務先
- 雇用形態
- 年収
- 業種・職種
- 職歴
勤務先|自分の情報を閲覧させないために入力必須
勤務先の入力の注意点
- 自分の情報を閲覧させないための設定なので正確に
- 退職しているなら直前の勤務先を入力
- 派遣社員なら派遣元の管理会社を入力
勤務先の入力欄には現在の勤務先を入力します。その会社からはあなたの情報を閲覧させないようブロックするため、正確に入力してください。
退職しているなら退職直前の勤務先を入力しましょう。
派遣社員なら派遣元の管理会社を入力します。派遣先の情報は自己PRの自由入力欄で職務内容の一環として入力しましょう。
雇用形態|法的な違いを理解する
雇用形態は先に入力した直近の勤務先での内容を入力します。雇用形態がわからない方は下記を参考にしてください。
正社員/契約社員/派遣社員の違い
雇用形態 | 雇用期限 | 雇用契約 |
---|---|---|
正社員 | 無期限 | 社員と会社が直接契約 |
契約社員 | 期限あり | 社員と会社が直接契約 |
派遣社員 | 期限あり | 社員と派遣会社が契約 派遣先とは雇用契約なし |
パートとアルバイトの違い
雇用形態 | 労働内容 |
---|---|
パート | 曜日や勤務時間など業務の一定部分(パート)を担って業務につくこと |
アルバイト | 本人の希望に応じスポット的に業務につくこと |
ただし、パートとアルバイトについて法律上の違いはありません。慣習的な分類になります。
年収|額面かつ手当含む
年収の入力のポイント
- 額面を入力
- ボーナス、住宅や家族手当を含む
- 交通費は除く
年収は額面で入力します。ボーナスだけでなく住宅や家族などの各種手当を含みます。ただし、交通費は含みません。
年収を意図的に高く、または低く入力するのはやめましょう。ウソをついても源泉徴収票を提出した際にわかってしまうからです。
(※)バレたときにどのような処分になるかは企業により様々ですが、リスクの方が大きくなります。
小細工せず、正直に登録するのが無難です。
業種と職種|会社目線か自分目線か
業種と職種の違い
業種と職種の違いは、端的に説明すると次のとおりです。
- 業種とは
- 業種とは、会社が主にどの業界に属しているかをさす。例えば自動車を造っているなら「製造業」、お金を貸し借りしているなら「金融業」。つまり会社目線の分類のこと。自分が何の仕事をしているかは関係ない。
- 職種とは
- 職種とは、自分がどういった仕事に携わっているかをさす。モノを売っているなら「営業」、伝票を処理しているなら「経理」。つまり自分目線の分類のこと。会社がどの業界に属しているかは関係ない。
業種の例
上図は転職サイトで選択肢によくある業種の一覧です。どのような業種があるのかの参考にしてください。
リスト形式で確認したい方はこちら
≫ (参考)リクルートエージェントの登録での業種リスト
職種の例
上図は転職サイトで選択肢によくある職種の一覧です。どのような職種があるのかの参考にしてください。
リスト形式で確認したい方はこちら
≫ (参考)リクルートエージェントの登録での職種リスト
職歴|すべて入力しないと詐称になる恐れあり
職歴の入力の注意点
- 職歴はすべて入力する
- 年月も正確に
- ウソを書いたら内定取り消し・解雇
職歴はすべて入力する
職歴は採用担当者の注目度の高い項目の1つです。正確に入力しましょう。
部署異動していたら両方入力します。転職経験はすべて入力するとお考えください。
年月も重要
年月も重要です。職務の経験年数にかかわってくるからです。
「経験年数3年です」といいながら、職務経歴を見ると全然足りてないといった矛盾が起きないよう注意しましょう。
ウソを書いたら内定取り消し・解雇
入力漏れがあると経歴詐称を疑われる場合があります。採用する側も非常に重視している項目ですから、偽りがあると内定取り消しや解雇もあり得ます。
転職回数や勤続年数などは、年金手帳の社会保険加入履歴や源泉徴収票を見ればわかります。厳しくチェックされる項目なので、特に慎重に入力しましょう。
自信のない方は事前に整理しておくことをおすすめします。
≫ 入力必須項目を事前に整理する
転職希望条件の入力時の注意点
ここでは転職希望条件を入力する際の注意点を解説します。項目は下記のとおりです。
- 希望転職時期
- 希望勤務地
- 年収
- 業種・職種
- 職歴
希望転職時期|「未定」も一つの意思表示
希望転職時期は緊急度を伝える重要な項目です。急いでいる方やリミットのある方は、正確に入力しましょう。それに合わせてエージェントが動いてくれます。
逆に情報収集目的で登録する方や、良いところがあれば検討したい程度であれば、はっきり「未定」と入力すべきです。そうしないと転職サイト側を無用に焦らせてしまうからです。
「未定」も一つの意思表示とお考えください。
希望勤務地|正直に入力するのがベスト
正直な希望を入力するのがベスト
確かに希望勤務地を「どこでもOK」とすれば採用のハードルは下がるかもしれません。しかし転職後、意図しない地域に配属になって後悔し、再び転職ということも考えられます。
そうなると自分だけでなく、家族にとっても、そして企業側にとってもマイナスです。
ここは駆け引きせず正直な希望を入力することをおすすめします。それが最終的にはベストな結果につながると考えます。
「海外勤務OK」は積極的にアピール
海外勤務OKは非常に歓迎されます。転職サイトの中でも「海外勤務が可能か」を確認する項目がわざわざ作られているサイトもあるからです。
海外で活躍したいとお考えの方は、転職サイトの登録時点でも精一杯アピールしておきましょう。
希望年収|上振れ下振れのリスクを理解して設定する
希望年収の入力は重要です。なぜなら転職後の年収に大きく影響するからです。年収アップが転職理由の方も多いので、熟考したいところでしょう。
希望年収を現状より高く、あるいは低く設定した場合のメリット/デメリットは次のとおりです。
希望年収を高く設定した場合のメリット/デメリット
希望年収を高く設定した場合 | |
---|---|
メリット | ・転職による年収アップが見込める ・企業側も入社後の活躍に期待してくれる |
デメリット | ・採用のハードルが高くなる ・入社後に求められる基準も高くなる ・期待された成果が出せないと居場所がなくなる |
希望年収を低く設定した場合のメリット/デメリット
希望年収を低く設定した場合 | |
---|---|
メリット | ・採用のハードルが下がる |
デメリット | ・転職前より年収が低くなる ・意欲が低いのかと思われる ・入社後の劇的な昇給は難しい場合が多い ・低すぎると何か問題を抱えているのかと疑われる |
転職は大幅な年収アップを見込めるチャンスです。メリット/デメリットを十分検討した上で希望額を設定しましょう。
履歴書・職務経歴書のアップロードのポイント
転職サイトの登録時に履歴書・職務経歴書をアップロードできます。
履歴書と職務経歴書の違い
履歴書と職務経歴書は似ているようで、それぞれ役割が違います。端的に説明すると次のとおりです。
- 履歴書とは
- 履歴書とは、自分のプロフィールを伝える書類。定型フォーマット1枚にまとめる。
- 職務経歴書とは
- 職務経歴書とは、自分の業務経験や仕事に活かせるスキルなどをアピールする書類。A4サイズ1~2枚程度にまとめる。
転職時期が未定なら急いで無理に作る必要はない
転職時期が未定なら急いで無理に作る必要はない理由
- 情報収集したいだけなら転職サイトの入力項目だけで十分
- 職務経歴書は月日が経つと作り直す必要が出てくる
- 転職エージェントに相談しながら作った方が良いものができる
情報収集したいだけなら転職サイトの入力項目だけで十分
転職サイトの登録目的が情報収集だけか、あるいは転職先を自力で探したいなら、登録時の入力項目だけで十分です。
履歴書や職務経歴書をアップロードしなくても、転職活動は始められます。
職務経歴書は月日が経つと作り直す必要が出てくる
職務経歴は月単位で記載します。アップロードしてから月日が経つと、経験年数に差ができてしまいます。人事異動もあるかもしれません。そうなると作り直す必要が出てきます。
転職時期が未定の方や応募したい企業が見つからない方は、提出先が決まってからでも遅くありません。
転職エージェントに相談しながら作った方が良いものができる
職務経歴書は、転職の経験がない限り、作る必要はないものです。どう書いたらいいかわからなくて当然でしょう。
そのため転職エージェントに相談しながら作った方が、間違いなく良いものができます。面談を受けた後ならなおさら、自分では思いもつかなかった強みを見つけ出してくれるかもしれません。
一人で考えるよりも、プロの力を借りましょう。
作成済みならアップロードする
履歴書や職務経歴書を作成済みならアップロードしましょう。
作成済みならアップロードをおすすめする理由
- アップロードすることで入力項目を減らせる
- 積極性をアピールできる
- 書類選考まで一気に通過することも考えられる
アップロードすることで入力項目を減らせる
転職サイトによっては履歴書・職務経歴書をアップロードすることで入力項目を減らせる場合があります。
「アップロード済み」にチェックを入れると、その後の入力画面が異なるのです。履歴書・職務経歴書があればわかる項目は減らせる仕組みになっているようです。
積極性をアピールできる
履歴書や職務経歴書が揃っていると、転職への積極性をアピールできます。転職エージェントもより重点的にサポートしてくれます。企業側も情報が豊富なので検討しやすく、オファー/スカウトが来やすくなります。
書類選考まで一気に通過することも考えられる
履歴書や職務経歴書が揃っていれば、書類選考まで一気に通過することも考えられます。
募集を急いでいる企業であれば、良い人がいればすぐにでも採用したいところです。
最初からすべて揃っていれば優先的に前に進めるかもしれません。
ファイル名の付け方のポイント
ファイル名の付け方にもポイントがあります。次のとおりです。
履歴書と職務経歴書のファイル名の付け方のポイント
- 自分の氏名を入れる
- 末尾に日付を入れる
- 送り先の会社名を入れる(※メール添付の場合)
それぞれ解説します。
ファイル名に自分の名前を入れる
ファイル名に自分の名前を入れましょう。苗字・名前の両方です。
応募者が多数の場合でもファイル名に氏名が入っていれば埋もれにくくなるからです。
採用担当者も管理がしやすくなり、受け手側への配慮のできる人と思ってもらえることでしょう。
ファイル名の末尾に日付を入れる
ファイル名の末尾に日付を入れておけば、いつの時点での情報かがファイル名だけで伝わります。
自分でも年月の管理がしやすくなります。ファイルの更新日を頼りにしてしまうと、少しの手直しでも日付がかわってしまうので、内容まで最新かと勘違いしてしまいます。転職活動の最中に人事異動があり職歴などに変化があった場合でも、更新の管理がしやすいです。
シンプルさ優先なので「-」(ハイフン)や「.」(ピリオド)などの記号は使いません。「20220401」のように数字8桁のみ追記するのがおすすめです。
ファイル名に「○○会社 採用ご担当者 様」を入れる|(※メール添付の場合)
メールに添付する場合は、ファイル名に「○○会社 採用ご担当者 様」などの送り先名を入れることをおすすめします。添付間違いに気付きやすくなるからです。
どの会社にどんなファイルを送ったかも管理しやすいです。受け手側にとっても、会社名が入っていれば使い回しのファイルではないことがわかり、好感がもてます。
ファイル名が「履歴書」「職務経歴書」だけでは、配慮の足りない人と思われてしまうかもしれません。
アップロード時のマナー
アップロードに際しては、次の事項を確認しましょう。
履歴書・職務経歴書のアップロード時のマナー
- ファイルはPDFに変換する
- ファイルにパスワードをかける
- ファイルサイズを抑える
それぞれ解説します。
ファイルはPDFに変換する
PDFに変換しておけば、どんなパソコンで開いてもフォーマットが崩れません。もしワードやエクセルのまま送ると、受け手側のパソコンに同じソフトが入っていないと開けません。印刷もできないでしょう。逆に開くことができると、書き換えができてしまうリスクもあります。
送る方も受け取る方も、PDFが無難です。
≫ ワードからPDFファイルを作る方法
≫ エクセルからPDFファイルを作る方法
ファイルにパスワードをかける
個人情報の入っているファイルはパスワードをかけましょう。セキュリティ意識が高いと判断してもらえます。受け手側も、万が一ファイルが流出しても、パスワードがかかっていれば個人情報の漏洩リスクを下げることができます。
なお、パスワードは自己PRの自由入力欄かメールなどで伝えましょう。
ファイルサイズを抑える
アップロードできるファイルサイズには制限があります。職務経歴書に画像などをたくさん貼り付けるとファイルサイズが肥大化するので注意しましょう。
受け手側のシステム容量も無尽蔵ではありません。必要以上に大きなファイルサイズは容量を圧迫してしまうので、避けるべきです。
PDFを圧縮するなら、下記のツールをおすすめします。無料で登録も不要です。
≫ PDF圧縮|I LOVE PDF(外部サイト)
改ざん可能な巨大ファイルをパスワードもかけずにアップロードすると、データ管理のできない人と思われてしまうかもしれません。
自己PRの自由入力欄の活用方法と注意点
自己PRの自由入力欄の活用方法
自己PRの自由入力欄の活用方法
- 定型項目で入力できなかった内容を補える
- 文章力・表現力をアピールできる
- 定型入力項目の誤解されやすい内容を弁明できる
定型項目で入力できなかった内容を補える
事前に整理しておいた項目のうち、定型項目で入力できなかった内容をここで補えます。履歴書や職務経歴書をまだアップロードしていない場合も、その内容をここで追記できます。
定型項目だけでは自信が無くとも、ここでいろいろ入力することでアピールできるわけです。
文章力・表現力をアピールできる
転職サイトによって異なりますが、1000~2000文字程度は入力可能です。自由入力欄なので、文章力・表現力に自信がある方はここでアピールできます。
必須項目ではないからこそ、精一杯活用して転職活動を優位に進めましょう。
学歴や職歴の誤解されやすい内容を弁明できる
休学や退学・退職したことに正当な理由があるならここで弁明しましょう。定型項目で入力した内容だけで判断されてしまうのを避けるためです。
納得してもらえる理由があるなら、ここでしっかり主張すべきです。
自己PRの自由入力欄の注意点
自己PRの自由入力欄の入力の注意点
- 具体的に書き過ぎない
- ポイント押さえて簡潔にまとめる
- レイアウトなどの装飾にこだわらない
具体的に書き過ぎない
個人を特定できるような具体的過ぎる情報は書いてはいけません。企業秘密にかかわることもNGです。限られた企業にしか使わない専門用語も避けるべきです。
要は、あなたのスキルや能力さえ伝われば良いのです。必要最小限に留めましょう。
表現はポイントを押さえ簡潔に
転職サイトによっては2000文字まで入力できる場合もあります。だからといってダラダラと字面を埋めるのはマイナスです。かえって内容が薄くなります。
書くべきポイントを押さえ、情報密度を高めて簡潔に入力しましょう。
装飾しない
体裁を整えようとして不自然に改行したり、環境依存文字などで装飾したりするのはやめましょう。自由入力欄は文字情報だけ抽出される場合が多いからです。
(※環境依存文字とは、その端末でしか使えない絵文字や記号などです。)
自分が思っているとおりに伝わるとは限りません。文字による情報のみで正しく伝わるようにしましょう。
自己PRの自由入力欄に書きたい具体的な項目
自己PRの自由入力欄に書きたい項目
- 資格・免許
- 海外留学・海外赴任経験
- マネジメント経験
- 卒業研究
- 転職希望条件
- 学校名変更
- 特記事項
それぞれ解説します。
資格・免許|現在勉強中も積極的に入力
資格や免許は入力項目がない場合が多いので、自己PRの自由入力欄に入力します。入力する際のポイントや注意点は次のとおりです。
- 仕事に関係のあるものだけにする
- 正式名称で入力する
- 取得・合格年月も入力する
- 現在勉強中の資格も途中経過を入力する
- 資格証明書や合格証の提出が求められるのでウソはバレる
仕事と関係があるか判断できない方は、リクナビNEXTのサイトで入力できる資格・免許の一覧を参考にしてください。ここのリストに載っているようなら入力すべきです。
≫ リクナビNEXT|資格/免許リスト
あまり知られていない特殊な資格でも、会社側にとっては貴重な場合もありますよ。
法律で有資格者を確保することが義務付けられている資格もあるくらいですから。
海外留学・海外赴任経験|グローバル企業に高評価
海外留学の経験がある方は積極的に入力します。留学先の国や地域、学校名、期間などを詳しく入力しましょう。
海外赴任経験のある方も貴重な存在です。ビジネス英会話ができるなら、グローバル企業からのオファーも期待できます。
マネジメント経験|管理能力をアピール
マネジメント経験があれば入力しましょう。管理能力が評価されるからです。
管理職の肩書がなくても構いません。実質的なプロジェクトリーダーの経験があれば、アピールすべきです。
研究・論文|オファー/スカウトがかかる可能性あり
大学や大学院での研究や論文は積極的に入力しましょう。
企業では様々な研究がおこなわれているので、オファー/スカウトがかかる可能性があるからです。
オリジナリティが高ければ即戦力の期待がかかるかもしれません。
希望条件|定型欄で入力できなければここで提示
希望年収や希望勤務地などを入力する箇所が定型入力項目に無かった場合、この自由入力欄を使いましょう。
年収や勤務地は重要な事項です。漏れなく伝えておきたいものです。
学校名変更|卒業証書と現在名とのつながりを説明
学校名が卒業後に変わった場合、自由入力欄で補足しましょう。
学歴入力欄では卒業時の名称を入力します。卒業証書と一致させるためです。
卒業後に名称が変更になったことは、この自由欄で追記します。学歴詐称と疑われないよう正確に入力しましょう。
その他特記事項|経歴へのコメントなど
経歴に空白があっても正当な理由があるならここで伝えましょう。
例えば次のようなケースです。
- 長期間休学したのは、海外ボランティアに参加したため
- 中途退学したのは、ベンチャー企業を立ち上げたため
- 退職したのは、親の介護のため
ただし、自己都合退職における否定的な理由などは、逆効果なので記入しない方がいいでしょう。
登録完了後|一息つく前にしておくこと
登録完了後にしておくこと
- 登録完了メールをチェックする
- ログインしてみる
- マイページの登録内容を確認する
- ID、パスワードを別管理する
- 複数のサイトに登録する
登録完了メールをチェック
登録が済んだら、完了連絡のメールが届くか確認しましょう。なぜなら、パスワードを忘れたとき、メールを確実に受け取ることができれば再発行の手続きがとれるからです。
重要事項が書かれている場合もあるので、フラグや重要マークを付けて目立つようにしておきましょう。
もし届かない場合は、何か問題があると考えて作業内容を確認します。放置だけはしないように。
ログインしてみる
登録完了メールが届いたら、すぐにログインしてみましょう。登録時に設定したパスワードを確認しておくためです。
転職サイトによっては初回ログイン時にパスワードを設定する場合もあります。パスワードの設定も済ませてはじめて登録完了といえます。
マイページの登録内容を確認
ログインしたら「マイページ」や「個人登録情報」などのページで、自分の登録内容を確認します。転職サイトによっては入力内容を確認できないまま登録が完了することもあるからです。
緊張が解けて、入力時には気付かなかったミスが見つかることもあります。もう一踏ん張りしてチェックしましょう。
変更点に気付いたらすぐに修正です。先送りしてはいけません。なぜなら登録直後から転職サイトはあなたのために動き始めるのですから。
最も気を付けるのは自由入力欄の誤字脱字
最も気を付けるのは自由入力欄の誤字脱字です。最もミスが多くかつ間違いに気付きにくいからです。
定型フォーマットで入力する項目はリストから選んだり数字を入力したりするだけなので、ミスが起きにくいです。間違っていればその場で指摘してくれたり、次に進めなかったりします。しかし、自由入力欄は間違いがあっても、そのまま進んでしまいます。採用担当者の目に届いてしまうのです。
誤字脱字のチェックは誰でもできるもの。だからこそ大事な文書で誤字脱字を放置している人は信用されません。どんなに素晴らしい経歴があっても台無しになってしまいます。
紙ベースの書類で転職活動していた時代は、失敗したら書き直すしかありませんでした。しかも郵送の一方通行でした。
しかし転職サイトなら、いつでも修正できます。随分ラクになったともいえますが、だから余計に油断が生まれます。ミスも目立ってしまうとお考えください。
メールをパソコンとスマホの両方で見られるようにする
パソコンとスマホの両方でメールを見られるように設定しておきましょう。
パソコンとスマホの両方でメールを見るメリット
- 緊急の連絡はスマホですぐに確認できる
- メールに記載のURLをクリック後、パソコンの大画面で内容確認できる
- スマホをなくしたり買い替えたりしても、メールの履歴が残る
Gmailならログインすればどこからでも見られるので便利です。Gmailのページをブックマークしておきましょう。
なお、outlookなどのメーラー(メールを管理するソフト)をパソコンとスマホの両方で設定する場合は注意点が必要です。片方から送信したメールは、もう片方の送信履歴には出てこないからです。
送ったはずのメールが送信履歴に見当たらず、再送してしまわないよう注意しましょう。
≫ パソコンとスマホの両方で管理する場合の落とし穴
パスワードは別で管理する|ブラウザの保存機能に頼りすぎない
登録したパスワードはメモなどで別で管理しておきましょう。ブラウザの保存機能に頼りすぎるのはよくありません。
もしパスワード変更をスマホでした場合、パソコン側に保存されているパスワードは古いままなのでログインできません。新しいパスワードをどこにもメモしていないと、困ることになります。
転職サイトはセキュリティが高いため、「マイページ」や「個人登録情報」を見てもパスワード欄は「*****」としか表示されていません。パスワードは見たりコピーしたりできないできないのです。
ブラウザに保存されているパスワードを見るのにも、ブラウザのアカウントのパスワードが必要です。
パスワードは別で管理することを強くおすすめします。
複数サイトに登録|半分以下の時間で登録可能
続いて別の転職サイトを登録しましょう。2つ目以降はおそらく半分以下の時間で登録できるはずです。
登録を終えた直後なら、内容が頭に残っているので迷わず入力できます。
間髪入れずに2~5社ぐらい一気に登録するのをおすすめします。
転職サイトの登録はパソコンで
パソコンをおすすめする理由
転職サイトの登録をパソコンでできるなら、迷わずパソコンを使いましょう。
できればパソコンをおすすめする理由
- 画面が大きく間違いを見つけやすい
- 調べ物があったときに入力画面を並べられる
- キーボードとマウスがあると、コピー&貼り付けがしやすい
- ファイルのアップロードがしやすい
画面が大きく間違いを見つけやすい
転職サイトの登録は入力項目が非常に多く、かつすべて重要です。
入力ミスは大きな失敗につながります。画面が大きく間違いを見つけやすいのでパソコンがおすすめです。
調べ物があったときに入力画面を並べられる
パソコンであればウィンドウを複数開いても見やすいです。
入力途中で漢字や英語の綴りを調べたくなることがよくあります。パソコンなら入力画面はそのままにして、もう一つウィンドウを開くこともたやすいです。
メイン画面を見失わずに登録を続行できます。
コピー&貼り付けがしやすい
パソコンはキーボードとマウスで操作するので、コピー&貼り付けも簡単です。
事前に準備した項目をそのまま貼り付けていけば、ミスも減らせます。
アップロードがしやすい
パソコンはファイルのアップロードもしやすいです。
「履歴書」や「職務経歴書」をパソコンで作成し、ハードディスクに保存されている方も多いことでしょう。転職サイトへアップロードする際も、同じパソコンならファイルを指定するのも簡単でしょう。
スマホをおすすめしない理由
スマホで登録するのは次の点でおすすめしません。
スマホでの登録をおすすめしない理由
- 画面が小さく誤字脱字に気付きにくい
- スクロール時に意図しないチェックを入れてしまう
- 入力画面と他のアプリとの切り替えで失敗しやすい
- 地下鉄やトンネルなどで通信が途絶えエラーになる恐れがある
- 自己PRの自由入力欄で文章を入力するのが大変
画面が小さく誤字脱字に気付きにくい
スマホだと画面が小さく、誤字脱字に気付きにくいです。
例えば「キャンパス」と「キャンバス」が検索候補に出てきた場合、拡大してみないと選択ミスをしてしまいます。
転職サイトの登録では、非常にたくさんの項目を入力します。どれも重要なので誤字脱字は絶対避けたいところです。この点、画面が小さく打ちにくいスマホは不利といえます。
スクロール時に意図しないチェックを入れてしまう
スマホはスクロールする際に、意図しないチェックを入れてしまう恐れがあります。
転職サイトの登録の際、チェック1つの違いでも転職活動に大きく影響します。例えば「エージェントサービスに同時に申し込む」や「オファー/スカウトを受け入れる」などです。
さらに画面のスクロールですぐに隠れてしまうので、意図しないチェックマークに気付きにくい難点もあります。
入力画面と他のアプリとの切り替えで失敗しやすい
転職サイトの入力中に他のアプリを開くと、画面の切り替えで失敗しやすくなります。
例えばメールの着信やLINEのチェックで画面を切り替えるのはよくあることです。電話がかかってきたら、否応なしに作業中断しなければなりません。
元の入力画面に戻りたいときも、画面が見つからない、うっかり消してしまった、などの失敗をしがちです。
地下鉄やトンネルなどで通信が途絶えるとエラーになる恐れがある
通信が途絶えるとエラーで登録に失敗する恐れがあります。
転職サイトは登録完了まで何度も画面を更新します。途中でメールによる個人認証を挟む場合もあります。
ただでさえ転職サイトの登録には神経を使うもの。それが通信まで不安定になると、心が折れてしまうかもしれません。
自己PRの自由入力欄で文章を入力するのが大変
スマホでは自由入力欄に文章を入力するのも大変です。
自由入力欄は、多い場合2000文字程度の枠があります。レイアウトも自由なので良し悪しの差がつきやいです。このような自由入力欄を、スマホで済ませようとするのはおすすめしません。
大切な登録ですから、パソコンの大きな画面と打ちやすいキーボードで、一つ一つ確実に入力をしていくことをおすすめします。
会社のパソコンやスマホは絶対にNGな理由
会社のパソコンやスマホを使っての登録は絶対にやめましょう。
会社のパソコンやスマホを使っての登録が絶対にNGな理由
- 作業ログ(作業履歴)が残ってしまう
- 通信ログ(通信記録)が残ってしまう
- メールがシステム管理者に見られてしまう
- ID、パスワードが自動保存されてしまう
一つずつ解説します。
作業ログ(作業履歴)が残ってしまう
会社のパソコンは作業ログ(作業履歴)を採取している場合が多いです。
転職サイトを開くだけでも気になるところです。まして登録作業まで履歴に残ってしまうのは大問題でしょう。
通信ログ(通信記録)が残ってしまう
転職サイトにアクセスするだけでも通信ログ(通信記録)が残ります。
普段はあまり調べないものですが、不審な動きがあれば、簡単に調べられてしまいます。
メールがシステム管理者に見られてしまう
転職サイトの登録では、必ずメールのやりとりが発生します。
メールの送受信記録は、会社のシステム管理者なら確認できます。文面もすべて閲覧可能です。
会社携帯も同じ。注意してください。
ID、パスワードが自動保存されてしまう
転職サイトのID、パスワードが会社のパソコンやスマホに自動保存されてしまいます。
そうすると誰でも転職サイトにログインでき、あなたの登録した情報がすべて見られてしまいます。
退職後も会社のパソコンやスマホに残っている場合は、どうにもできません。
知っておきたいネット登録のマナー|スムーズに進めるコツ9選
ここではインターネットで登録する際に知っておきたいマナーや、入力をスムーズに進めるコツを解説します。
知っておきたネット登録のマナーやスムーズに進めるコツ
- うっかり閉じてしまったウィンドウを開くには
- 既定のアプリを確認しておく
- ブラウザの「戻る」や「更新」は使わない
- 入力途中の調べ物は新しくウィンドウを開く
- 入力変換はファンクションキーを使いこなす
- 複数のサイトを同時並行して登録しない
- 通信環境は安定しているか確認しておく
- 寝落ちに備えて一時保存をこまめにする
- 1項目ずつ完成させながら進める
うっかり閉じてしまったウィンドウを開くには
ネット入力ではウィンドウをあれこれ開いているうちに、うっかり重要な画面を閉じてしまう場合があります。
その際、閉じた直後なら戻せる場合があるので確認しておきましょう。
閉じたウィンドウの復活の仕方|google chromeの場合
参考にgoogle chromeでの復活方法をご紹介します。
ブラウザの上のバーの何もない部分を右クリック(中指)し、「閉じたウィンドウを開く」をクリックすれば復活します。
ただしブラウザすべて閉じてしまうと復活できない場合があります。
既定のアプリを確認しておく
既定のアプリを確認しておきましょう。特にブラウザの既定のアプリは確認必須です。
例えばメールに記載されているURLをクリックした際、開くブラウザを指定しているのがこの設定です。もし思っているのと異なるブラウザが開くようなら、この設定を確認しましょう。
例えば、「google chromeを使って登録を開始したのに、メール記載のURLをクリックしたらMicrosoft Edgeが開いてしまった」などが考えられます。
この場合、Microsoft Edgeで入力を続行するか、URLを丸ごとコピーしてgoogle chromeのアドレス窓に貼り付ける必要があります。
既定のアプリの確認/変更の仕方|Windows10の場合
参考にWindows10の場合の、ブラウザの既定のアプリの確認/変更方法をご紹介します。
❶画面左下のWinodwsマークをクリックします。
❷~❺の順にクリックします。
❻で使いたいブラウザを選択します。
ブラウザの「戻る」や「更新」は使わない
転職サイトの登録作業中は、ブラウザの「戻る」や「更新」は使わないようにしましょう。
普段、インターネットでの閲覧中は「戻る」や「更新」を頻繁に押しがちです。しかし転職サイトでは「戻る」を押すと入力データが壊れてしまう恐れがあります。「更新」を押すと入力データが消えてしまいます。
前の画面に戻りたいときは、そのページ専用の「前の画面に戻る」ボタンを押しましょう。
入力途中での調べ物は新しくウィンドウを開く
入力途中で調べ物があれば、新しくウィンドウを開きましょう。同じウィンドウの隣にタブを追加すると、閉じるときにうっかり全部消してしまう恐れがあるからです。
慎重を期すならスマホなどの別機器で調べるのをおすすめします。
何より、途中で調べる作業が発生しないよう事前に整理しておくことが一番です。
入力変換はファンクションキーを使いこなす
入力変換はファンクションキーを使いこなしましょう。キーボードの上部に並んでいる「F6」~「F10」キーです。それぞれの役割は上図を参照ください。
転職サイトの登録では特に「F10」をよく使います。数字やアルファベット、記号などを入力した後、「F10」を押せば半角英字になります。
「F10」を押す度に「半角小文字」→「半角大文字」→「半角で先頭だけ大文字」に切り換わります。使い慣れると英数字の入力ミスが減り、スピードもアップします。
複数のサイトを同時並行して登録しない
転職サイトを幾つか登録したいからといって、複数のサイトを同時並行して登録するのはおすすめしません。
まとめてやればラクなように思いますが、実際にはかえって遅くなります。入力内容が混乱したり、うっかり画面を消してしまったりするかもしれません。
1つずつ確実に登録することをおすすめします。
通信環境は安定しているか確認しておく
通信環境途が安定しているか確認しておきましょう。家の中でもwi-fiの電波が届きやすい場所に移動しましょう。入力途中で通信が途絶えて、データが変になるのは避けたいからです。最初の画面に戻ってしまうこともあります。
転職サイトによっては、途中でメールが送られてきて10分以内にURLをクリックしないと進めない場合もあります。メールも正しく受信できるか確認しておきましょう。
安定した通信環境のもとで、落ち着いて入力したいものです。
寝落ちに備えて一時保存を小まめにする
転職サイトの中には、登録中に一時保存できるサイトもあります。その機能があるなら、できるだけ小まめに一時保存しましょう。
入力項目が非常にたくさんあるため、途中で寝落ちしてしまう場合があります。仕事で疲れて夜遅くにパソコンにむかっていると集中力も続きません。転職をお考えならなおのこと、しんどい状況で登録作業をしていることでしょう。
いつ中断しても入力内容が無駄にならないよう、小まめに一時保存しておきましょう。
もし一時保存機能がないなら、スクリーンショットを撮るか、スマホで画面を撮影するなどして、次回の入力に役立てましょう。
1項目ずつ完成させながら進める
1項目ずつ完成させながら入力を進めていきましょう。
転職サイトの中には、入力内容の最終確認ができないまま、いつのまにか登録完了してしまうサイトもあります。通販サイトのようにカートの中身を最終確認できるような画面がないのです。
これはサイトの仕様なのでやむを得ません。そのため、いつ登録完了しても大丈夫なように、項目の一つ一つを完成させるつもりで進めていきましょう。
Q&A|今さら人に聴けないネット登録の基礎知識
ここでは、パソコンに不慣れな方のために、インターネットで登録する際の基礎知識を解説します。パソコンに詳しい方は読み飛ばしてください。
- ブラウザとは
- メーラーとは
- PDFとは
- アップロードとは
- URLとは
- IDとは
- パスワードとは
- ログインとは
- 自動ログインとは
- ソーシャルログインとは
ブラウザとは
- ブラウザとは
- ブラウザとは、インターネット上にあるサイトを見るためのアプリのこと。文字だけでなく、動画や地図、PDFファイルも開くこともできる。
よくあるブラウザには次のようなものがあります。
・google chrome
・Microsoft Edge
・Internet Explorer
・Firefox
・Safari
メーラーとは
- メーラーとは
- メーラーとは、電子メールを管理するアプリのこと。メールの作成、送信、受信などができるだけでなく、アドレス帳やスケジュール管理までできるものもある。
マイクロソフトならoutlookが一般的です。
パソコンとスマホの両方で管理する場合の落とし穴
メールアドレスをメーラーでパソコンとスマホの両方に設定した場合、下記の落とし穴があるので注意してください。
パソコンとスマホの両方で管理する場合の落とし穴
パソコンとスマホの両方で設定した場合、受信メールは両方で見ることができます。しかし、送信メールは送信した機器にしか残りません。それを忘れて送信履歴をいくら探しても見つからず、うっかり再送してしまう失敗もあり得ます。
対策として送信メールのBCCに自分のアドレスを追加します。そうすればもう一つの機器にもメールが届くので、機器間で送信メールも共有できます。
Gmailはブラウザで見れることから「webメール」とも呼ばれています。「webメール」なら送信履歴も両方で見られるので安心です。
≫ 転職活動を成功に導くGmailアドレスの作り方|一人で複数作成してもOK
PDFとは
- PDFとは
- PDFとは、実際に紙で印刷した状態のデータを保存できるファイル形式のこと。PDFファイルを開くアプリをPDF Viewer(ビューワー)という。
PDFファイル形式を使うメリット
PDFファイル形式を使うメリット
- 他人に改変されない
- 受け手側にワードやエクセルなどの同じアプリが入っていなくても開ける
- プリンタに関係なく、フォーマットが崩れず印刷できる
履歴書や職務経歴書を他人に渡す際には、必ずPDFファイル形式にしましょう。
ワードからPDFファイルを作る方法
ワードからPDFファイルを作る方法は次のとおりです。
- 「ファイル」をクリック
- 「名前を付けて保存」をクリック
- 「参照」をクリック
- ファイルを保存する場所を指定する
- 「ファイルの種類」の枠をクリック
- 「PDF(*.pdf)」を選択
- 「保存」をクリック
エクセルからPDFファイルを作る方法
エクセルからPDFファイルを作る方法は次のとおりです。
- 「ファイル」をクリック
- 「名前を付けて保存」をクリック
- 「参照」をクリック
- ファイルを保存する場所を指定する
- 「ファイルの種類」の枠をクリック
- 「PDF(*.pdf)」を選択
- 「保存」をクリック
アップロードとは
- アップロードとは
- アップロードとは、手元のファイルをインターネット上のサイトに取り込むこと。転職サイトの場合、履歴書や職務経歴書、証明写真などをアップロードすることが多い。
反対に、インターネットから様々なデータを取り出すことをダウンロードという。
ほとんどの転職サイトではアップロード機能が付いています。郵送しなくてよいので早くて確実です。
URLとは
- URLとは
- URLとは、『https://』から始まるインターネット上のページの番地(アドレス)のこと。すべてのページに必ずアドレスがあり、アドレスを打ち込めば該当するページを開くことができる。
ほとんどの転職サイトにおいてメールで本人確認をとってから、そのメールに専用URLを記載して登録を続けるパターンが多いです。
さらにセキュリティの厳しい会社では、URLに時間制限が設けられています。時間を超過するとURLが無効になるので、再発行してもらわなければなりません。
IDとは
- IDとは
- IDとは、システムへログインするときに使う個人を識別する番号のこと。
ほとんどの転職サイトでは、メールアドレスをIDにしています。パスワードを忘れた場合にも、IDとなるメールアドレスあてに再発行の手続きが届きます。登録後は必ずメモしておきましょう。
パスワードとは
- パスワードとは
- パスワードとは、システムにログインするための合言葉のようなもの。パスワードが第三者に知られると不正にログインされたり、個人情報が漏洩したりするので注意が必要。
パスワードは他人に悪用されないよう、慎重に設定しましょう。大文字・小文字・数字・記号など、使える文字の種類をフルに織り交ぜましょう。
パスワードはできるだけ転職サイトごとに変えた方がいいです。少なくとも通販サイトなどで使っているパスワードを使い回すのはやめてください。
転職サイトはセキュリティが高いため、「マイページ」や「個人登録情報」のパスワード欄を見ても「*****」としか表示されていません。ログインができたとしてもパスワードは見えないようにできているのです。
パスワードを忘れたら再発行するしかありません。
ログインとは
- ログインとは
- ログインとは、自分しか見られない専用ページに入ること。IDとパスワードが一致することでログイン可能。セキュリティの厳しいサイトでは、メールやSMS(ショートメッセージ)による2段階認証が必要な場合もある。
転職サイトは個人情報を含め人に知られたくない情報がたくさんあるため、自分専用のページがあります。
ログインすることで、自分だけが見られる専用ページに入れるようになっています。注目企業を設定したり、エージェントとメッセージのやり取りも可能です。
自動ログインとは
- 自動ログインとは
- 自動ログインとは、ログイン情報(ID/パスワード)を記憶させて、クリックだけでログインできるようにする設定のこと。google chromeやサファリなどのブラウザが記憶している場合もあれば、転職サイト側で設定できる場合もある。
自分専用のパソコンで誰にも見られる心配がないなら、自動ログインは大変便利です。サイトをすぐに開くことができるので、新着情報などを素早くチェックできます。
しかし、他人も使うようなパソコンの場合、自動ログインの設定はしてはいけません。転職に関する情報がすべて見られてしまう危険があるからです。
ソーシャルログインとは
- ソーシャルログインとは
- ソーシャルログインとは、「facebook」や「Google」などのSNSアカウントでログインすること。
転職サイトの中には、「facebook」や「Google」などのSNSアカウントで登録できるサイトがあります。IDとパスワードの設定を省略できるのがメリットです。
ただし、次の注意点があるため、ソーシャルログインはおすすめしません。
ソーシャルログイン(SNSアカウントでのログイン)をおすすめしない理由
- 思わぬ形でプライベートが知られてしまう
- SNSアカウントが凍結された場合、転職サイトにもログインできなくなる
- リスクが高い割にはメリットが少ない
それぞれ解説します。
思わぬ形でプライベートを知られてしまうリスクがある
ソーシャルログインをすると転職サイト側にあなたのアカウントが伝わります。アカウントがわかれば普段の投稿も見られるわけです。
過去の履歴も閲覧されてしまうので、もし過去にあまり見られたくない投稿があるなら注意しましょう。
SNSアカウントが凍結されると転職サイトにもログインできなくなる
SNSアカウントが何らかの理由で使えなくなると、転職サイトにもログインできなくなります。
サイトに「要至急連絡」などのメッセージが届いている場合、対応が遅れてしまいます。
リスクが高い割にはメリットが少ない
ソーシャルログインのメリットは、IDとパスワードを省略できることだけです。
しかし、転職サイトの登録は、たくさんの項目を入力します。IDとパスワードが省略できたとて大差ありません。
結局、労力がほとんど減らず、リスクだけが高くなるわけです。
近道せず本来のログイン方法で登録することをおすすめします。
まとめ|複数サイト登録のすすめ
登録が無事完了したら、続いて他の転職サイトも登録しましょう。
複数登録をすすめる理由
- 転職サイトには得意・不得意があるため、
選択肢を広げておく方が良い - 入力した内容が頭に残っているので、
時間をかけずに効率良く入力できる - 転職エージェントとは相性があり、
何人か面談した上で一番信頼できる人を選ぶべき
【参考】大手転職サイト「リクナビNEXT」の公式HPには、次のことが書かれています。
1社の転職エージェント(人材紹介会社)から紹介される求人案件数は、平均して数件です。より幅広く求人を比較検討した上で活動を進められるように数社~10社程度はご併用いただくことをお勧めしています。
引用)リクナビNEXT|転職エージェントを活用するポイント
このように転職成功者にとって複数登録は当たり前。より多くの求人を比較検討し、転職に成功しています。
複数登録について、詳しくは下記の記事を参照ください。
≫ 複数の転職サイトに登録してベストな会社を見つけたい|メリット/デメリットと注意点
転職サイト一覧はこちら